踊る人形
     踊る人形

踊る山羊の逸話をご存知ですか?

 

それは、コーヒーの起源についての一つの説です。

 

その昔アラビア半島のフェリックスにカルディというヤギ飼いがいました。彼は落ち着きと責任感がありました。彼の羊たちも同様に落ち着きがありました。ところが、ある夜、羊たちが帰ってこなかったのです。翌朝、赤い実のついたツヤのある深緑色の葉の茂みの所で手がつけられないほど大騒ぎして飛び跳ねているヤギを見つけました。カルディは、ヤギの奇妙な行動の原因が赤い実にあると確信しました。そして、彼も踊り出しました。

 

そこに、修道院から眠そうな顔で夜のお祈りに向かう修道僧(イマーム)が通りかかりました。彼は飛び跳ねるヤギとカルディと赤い実を付けた艶のある緑の茂みを見ました。学識あるイマームは赤い実にいろいろな実験を試みました。

 

そして、まもなくそのイマームも同志たちも祈りのときに眠くならなくなりました。その飲み物・コーヒーを使うことは僧院から僧院へとアラビアのフェリックス中に広まり、やがて世界中に広まりました。

 

 

 

参考文献:

 

Kenneth Davids著 圓尾収蔵、広瀬幸雄、後藤昌英翻訳

「コーヒー その賢い買い方、選び方、焙煎、粉砕、抽出、そしてコーヒーの楽しみ方」旭屋出版、2010年

 

 

同書には、興味深い後日談があります。なんと、著者は独自に実験したのです。コーヒーの生の枝と干し草、そして口の中でかむ麻薬性のカートの葉をヤギに与えました。その結果、ヤギが好んだ順番は、1にカートの葉、2番が干し草、コーヒーは3番目でした。

 

ただし、すべてのヤギがこの順番ではないようです。

 

いらっしゃいませ。コーヒーをご堪能ください。


楽しむコーヒー

 

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